そらあかね37

映画「戦場のピアニスト」を観ました。

2002年公開、監督ロマン・ポランスキー、主演エイドリアン・ブロディトーマス・クレッチマン

主人公、シュピルマン原作のノンフィクションの映画化です。カンヌ映画では最高賞パルムドールを受賞、アカデミー賞では監督賞、脚色賞、主演男優賞の3部門で受賞した作品です。

ナチスドイツのポーランド侵攻によりユダヤ人ピアニスト、シュピルマンの一家も離散を余儀なくされ、彼はゲットー内での強制労働に従事することになる‥‥。

残念なのは、最も感動的であるはずのシュピルマンとドイツ軍大尉ホーゼンフォルトとの交流なのですが、短く扱われナチスユダヤ人迫害の顛末に重点が置かれた出来上がりになっていることです。

「これが戦争のもたらす狂気である」ことがテーマなら、まだしもです。

「戦争のむごたらしさから目を背けてはいけない」とのレビューがありましたが、映画化の時点である程度のエンターテイメント性がなければと考える私はバチ当たりなのでしょうか?(確かに私はノンポリです)

カンヌやアカデミー賞の受賞も、なんだかストーリーがストーリーだけに「重く受け止めさせて頂きます」的な委員会側の考慮が見え隠れします。

「人道的見地」というヤツですかね。正直になろうよ、みんな。

ポランスキー監督は1968年の「ローズマリーの赤ちゃん」が有名(「エクソシスト」の5年前、「オーメン」の8年前)オカルト映画の草分け的作品です。

併せてご覧になって欲しい作品です。

 

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