そらあかね10
映画「ガンジー」を観ました。
当時、大英帝国の占領下にあったインドを独立へと導いたマハトマ・ガンジー、その激動の半生を綴ったドキュメント大作です。
非暴力・無抵抗を柱とし、「怒りに耐え得る勇気」を説いたガンジー。
その主張に賛同する群集を従え道を行くシーンはキリストに重なります。
神の意思はあらゆる人物の姿を借り現されているのでは、と思う次第。
悲しいことに「怒り」に身を任せた者に依りその命を落とす定めも共通して居ます。
彼らの生き方には全く或る意味、畏敬の念を持ちます。
映画の鑑賞後、私は暫く考えました。
様々な感情、特に「怒り」をコントロールするのは本当に難しい。
「裏切り」や「侮辱」に面した時、牙をむかないのは卑怯ではないか?
噴き出す感情に素直に従う事は果たして「悪」なのでしょうか。
いい歳をしてまだ悟れない青臭い言い草ですが、「人間らしさ」とは感情に対して従順である事では、と私は思います。
様々な理不尽が横行して居ます。魂の安泰を保つのが難しい世の中です。
私の発症の原因も「怒り」でした。
傷つけられ憤った結果がこの有様、大きな財産「健康」を損ないました。甚大な代価です。
以降、怒りの炎は平素、封印して居ますが、ささいな刺激で出口を求め私の中で暴れ回る事があります。
「あの時こらえて居なければ」
「報復していたら」と思うのです。
身は拘束されて居たやも知れませんが、私の魂は自由だったかも、と思うのです。
発症以来、ハンドル・ネームでJUDAS(=ユダ)の名前を好んで使いました。
ユダはキリストを銀貨50枚でローマ軍に売った「裏切り者」として知られて居ます。彼は自責の念に駆られ銀貨を木の根に打ち捨て首を吊り絶命しました。
その罪深い行い全てが、その脆弱さが人間臭く、バイブルの登場人物中で好ましく思えたのです。
クリスチャンの方々はこんな事を言うと悪魔みたいに思われるかもですね。
私は自分の未成熟な、「善良」とはかけ離れた人格をも愛して居るので平気ですけどね。
話がだいぶそれてしまいました。
そうそう、「ガンジー」お薦めです。
B.キングスレーの演技は素晴らしいです。
「物理主義」に疑問がわいている方、特におススメです。
インドに行きたくなっちゃうかもです。
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